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オール電化のメリット

2016.09.21

調理や空調、給湯など家の中のエネルギーを全て電気でまかなうシステムをオール電化と呼びます。
民間の調査会社によると、2012年のオール電化の普及率は約10%であるとされています。つまり、10軒に1軒はオール電化を採用しているのです。
オール電化の普及率は年々増加傾向にありますので、これからますますオール電化を採用される方が増えていくでしょう。

これから家を建てようとお考えの方も、家を建てるのはまだまだ先かなという方も、オール電化について知っておくと役立つかもしれません。
オール電化にはさまざまなメリットとデメリットが存在します。今回はオール電化のメリットをお伝えします。

まず1つ目はガス代がかからないことです。
オール電化は電気しか使わないからガス代がかからないのは当たり前であると思われるかもしれませんが、ガス代がかからないということはガスの基本料金もかからないということなのです。公共料金には、たとえ全く使用せずともかかる基本料金が必ず発生します。オール電化にし、家の中のエネルギーを電気一本に統一することでガスの基本料金の節約になるでしょう。
また電気代しかかからないため、その月の光熱費が一目で分かるのも嬉しいことではないでしょうか。

2つ目は家の中で火を使わないことです。
オール電化はキッチンにIHクッキングヒーターを採用します。IHクッキングヒーターは調理に火を使わないため火災に対する安全性がガスコンロよりも高いです。小さなお子さんや高齢の方がいらっしゃるご家庭にとって特に安心できることでしょう。
また調理をしていても熱がこもらないため、夏場はキッチンが暑くて料理をする気が起きないといった心配もありません。
その上、ガス漏れがおこることがないため、一酸化炭素中毒の危険も減ると言えるでしょう。

3つ目は深夜料金があることです。
電力会社ごとにオール電化向けの料金プランがあり、深夜は電気代が割安になることが多いです。
ただし、深夜に電気代が安くなる分昼間は割高になります。電気代が安くなる時間帯に電気を使って深夜料金を上手く活用できるご家庭であれば電気代の節約に繋がるでしょう。

4つ目は震災時の復旧が早いことです。
1995年に発生した阪神淡路大震災では、電気・ガス・水道のなかで電気が一番復旧までの時間が短かったとされています。

いかがでしたか?
オール電化のメリットはこのようにたくさんありますが、デメリットもあります。
次回はオール電化のデメリットを紹介します。