ブログBlog
プライバシーと自衛 -新潟の家を考えるハルモニーレーベンの家-
2021.08.07
家の最も重要な役目のひとつは、家族や財産を守ることです。私の実家は新潟市南区の田舎にあります。近所の家も私の実家も玄関のドアにカギはかかっていません。それは近所にどんな人が住んでいるかをしっかりと把握できているからで、近所の人を疑うなんて考えはいっさいありません。しかし人と人の結びつきが弱まりつつある現代では、そんな状態で安心した暮らしは成り立ちません。
つまり、現代の家はより高い防犯意識をもって建てられるべきなのです。もちろんドアや窓は日常的に施錠することを前提として、さらに家のセキュリティを高める方法としてどんな方法があるでしょうか。
実は意外と思いつかない上に効果的なのは「家の形を見直すこと」です。
敷地がブロック塀や生け垣に囲まれていたとしても、外から見ただけで窓の位置関係からそれだけ多くの情報を他人(空き巣狙い)に与えてしまう家は、防犯性に問題がないとは言い切れません。悪意をもって家に入り込もうとする外部の人間にとっては、侵入ルートを簡単に想像できてしまうからです。
防犯という視点から考えると、また違った理想の家の姿が見えてきませんか。
防犯性で大切なのは外観から間取りを分かりずらくする事が大切であると確信します。
ハルモニーレーベンの家づくりは不要な窓は付けない。例えばお風呂に窓は付けません。
現代のお風呂は外周にぐるっと断熱材が巻き付けられています。そこに窓を付ける事は断熱性能を落とすことに直結しますし、別の角度からみるとヒートショックの原因にもなります。また窓をが大きいと他人に侵入される危険性も危惧されます。細かいことを常に考えて家族の幸せと健康を日々考えている今日この頃です。